兵庫県知事の出直し知事選。県議会の全会一致の不信任決議案可決を受けて知事職を失職した斎藤元彦氏(47)が猛烈に追い上げ、返り咲きが視野に入ってきた。投開票まで2日に迫った11月15日、斎藤氏が神戸市内で開いた演説会にはまたも数百人の支持者が詰めかけた。都市部を中心に勢いをつけている斎藤陣営に対し、自民党県議の多数派などが推す“本命”稲村和美・前尼崎市長(52)は、県政の「正常化」を訴え地盤固めに懸命だ。果