大企業による中小企業いじめが後を絶たず、新手の手法まで広がっている。政府は、下請法の抜け穴を防ぐ方策を徹底してもらいたい。公正取引委員会と中小企業庁の有識者会議は、大企業が中小企業に資本金を増額させ、下請法の適用を逃れる手法が横行しているとして対策の検討を始めた。年内にも報告書をまとめるという。下請法は、大手企業との取引で立場の弱い中小企業を保護するものだ。大手に対し、買いたたきや、発注後の