【エルサレム=田尾茂樹】イスラエル軍は20日夜、レバノンの首都ベイルート南郊や東部ベカー高原などを空爆した。レバノン国営通信は、イスラム教シーア派組織ヒズボラの金融部門とされる「カルド・ハサン協会」の各地の支店が攻撃を受けたと伝えた。ロイター通信によると、ベイルート南郊では数百人の住民が避難し、数回にわたる爆発音の後、大規模な火災が発生したという。死傷者など詳細な被害状況は明らかになっていない