東京電力は23日、福島第一原子力発電所2号機の溶融燃料(デブリ)の取り出し装置を、原子炉格納容器外に引き戻す作業を始めた。装置先端部に付けたカメラの映像が確認できない原因を調べる。取り出し着手前の段階に戻ることになり、中断の長期化は避けがたい状況だ。装置は釣りざおのような形状で、過去に2号機内部でのカメラ撮影で実績があり、今回採用された。格納容器内は放射線量が極めて高いため、原子炉建屋外から遠