将棋の藤井聡太王座(22)=王将を含む7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑む第72期王座戦5番勝負は4日、神奈川県秦野市の「元湯陣屋」で第1局が指され、後手の藤井が124手で勝利した。藤井が採用したのは「3三金型早繰り銀」。伊藤匠叡王(21)と戦い失冠した叡王戦の第2局でも指した作戦で、その時は敗れた。前例の少ない形でもある。それでも藤井は「後手番になったらやろうと思っていた」と語り、研究成果を発揮。徐々に主導権