京都盆地の東側に連なる山々を東山(ひがしやま)と呼び、その一峰である月輪山(つきのわやま)の麓に、6つの御陵(みささぎ)がある。そのなかの、月輪陵(つきのわのみささぎ)と後月輪陵(のちのつきのわのみささぎ)は、唐門を一つとし、14の天皇陵と25の皇族陵のほか、5つの天皇灰塚と9つの皇族墓がある。複数の陵墓で形成されるこれらの陵印は、どのように扱われているのか。その詳細に迫ってみたい。京都盆地の東側に連な