(撮影:今井康一)政府の「少子化対策」はそのことごとくが的外れであると、当連載においても繰り返し述べてきたことですが、的外れな対策の繰り返しで、ついに2023年人口動態調査の概数値では、出生数が前年比▲5.6%の72万7277人まで低下、合計特殊出生率も1.20という戦後最低レベルにまで低下してきました。先ごろ発表された2024年人口動態速報値(1〜5月累計)でもその基調は変わらず、出生数は前年同期間比▲4.9%であり、仮