40年にわたって1万円札の「顔」を務めた福沢諭吉は、渋沢栄一とその役を交代することになった。福沢が少年時代を過ごし、「諭吉の古里」をアピールしてきた大分県中津市では3日、福沢への感謝の思いを込め、遺品などを展示する「福沢記念館」と旧居が無料開放された。館長の泉史朗さん(65)は「肖像交代は残念だが、福沢先生の偉業が変わるわけではない。業績の顕彰を続けていきたい」と話す。JR中津駅前の商業施設の壁面に掲示さ