1992年の猛虎伝〜阪神タイガース"史上最驚"の2位証言者:高橋慶彦(前編)「阪神を変える男」としてロッテから移籍──。1990年オフに阪神に新加入した高橋慶彦には、チームの低迷脱出に向けて大きな期待がかけられていた。85年に球団初の日本一になった隆盛も束の間、翌年3位で終えると、87年には最下位に急降下。吉田義男監督から村山実監督に代わっても6位、5位と浮上できず、中村勝広監督が就任した90年も6位に終わった