このW杯の試合後では、初めてのことだったのではないだろうか。伊東純也は落ちつかない様子で、しきりにもみあげを触り、何度も頭を搔いた。「いや、本当に残念です......」伊東がこぼした最初の言葉だ。日本は、決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦し、1−1の同点のまま延長戦まで120分を戦って、PK戦の末に敗れた。クロアチア戦でも何度も仕掛けて、相手守備陣を翻弄した伊東純也グループリーグでドイツ