「チクショウ!」試合後の監督会見場を出ると、ロアッソ熊本の大木武監督は通路で大きな声を上げていた。「あと一歩だった」という強烈な無念に襲われたのだろう。しかし、その響きに粘り気はなく、カラッとしていた。J1リーグ入れ替え戦、大木監督が率いるJ2の熊本は、J1で16位の京都サンガと1−1と引き分けている。しかし規定により、引き分けではJ1チームの「勝利」。これによって、勝っていない京都はJ1に残留し、負けて