※この記事は2021年03月09日にBLOGOSで公開されたものです 「自分よりつらい体験をしている人は多い」そんな思いと、被災地のために自分も何かを伝えたいという気持ちのはざまで。アイドルと新聞記者、それぞれの発災10年。 「私は、宮城県がとても好きで、一生宮城にいると思っていました」 透き通るような白い頬が、ほんの少しだけ、確かに赤らんでいる。静かな口調と裏腹に、彼女の内側で感情が高ぶっているのが見て取れた