コロナ禍で観光業界全体が苦しむなか、旅行に関する書籍を発行している出版業界も例外ではない。海外旅行のガイドブック「地球の歩き方」シリーズも、苦戦を強いられている。創刊以来発行していたダイヤモンド・ビッグ社は2021年1月、「地球の歩き方」などの出版事業や関連事業を学研グループの「学研プラス」に譲渡した。譲渡以前から現在まで「地球の歩き方」編集長を務めている宮田崇さんによれば、「完全に新型コロナの影響」