茨城県で1967年に男性が殺害された「布川事件」で、冤罪により29年間自由を奪われた桜井昌司さん(74)が、捜査が違法だったなどとして国と茨城県に対して起こしていた国賠訴訟の控訴審判決が8月27日、東京高裁であった。村上正敏裁判長は、国と県に対して連帯して約7500万円の支払いを命じた。判決では、警察だけでなく、検察も自白を強要する違法な取り調べをおこなったと認定した。法廷で判決の読み上げを聞いた桜井さんは、「