北朝鮮にとって2020年は、台風の「当たり年」だった。4号(ハグピット)、8号(バービー)、9号(メイサーク)、10月(ハイシェン)の4つの台風が上陸または影響し、各地で甚大な被害が発生した。金正恩総書記は被災地を訪れ、援助物資を送り、平壌の党員1万2000人を派遣して災害復旧、復興住宅の建設に当たらせるなど、様々な対応に出た。黄海北道(ファンヘブクト)の銀波(ウンパ)郡は、金正恩氏が直接視察に訪れた被災地で、