1950年代の中国で行われた大躍進政策。15年以内に米国と英国に追いつくことを目標に、鉄鋼と農業生産量を大幅に増やすというものだった。しかし、お粗末極まりない政策の連続だった。そのひとつがスズメの撲滅運動だ。農作物を食い荒らすからと、市民にスズメ退治を大々的に奨励したが、スズメがいなくなり生態系のバランスが崩れてしまったことでネズミ、バッタなどの害獣、害虫が激増し、農業生産は激減。数千万の餓死者を出す悲