農業に欠かせない化学肥料だが、北朝鮮は長年その不足に苦しめられている。北朝鮮が1年間に生産できる肥料の量は50万トンだが、これは需要の3分の1に過ぎない。不足した肥料を補うための人糞集めは新年の「恒例行事」となり、肥料工場の周辺では各地の協同農場から担当者が数カ月間、肥料の受け取りを待ち続ける光景が見られる。ところが、今年は少し変化がありそうだ。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えたとこ