生まれた子どもとの間の父子関係を法律上否定する「嫡出否認」の手続きは、夫にしかできない――。そんな民法の規定が憲法に違反するかどうかが初めて争われた裁判で、神戸地裁は11月29日、「違憲でない」とする判断を下した。原告代理人は控訴する方針を示したうえで「最終的には最高裁で判断してもらいたい」と話している。●「嫡出否認」の手続きは夫にしかできない民法上、妻が妊娠した場合、夫以外の男性との間の子どもでも、