以前、上司から「お前はどんな仕事がしたいんだ?」といわれ、答えに窮したことがある。あまりにストレートな問いに面食らったというのもあるが、それ以上に、そもそも「自分がしたいこと」が全く分かっていなかったということが大きかったように思う。そして今にして思えば、「では逆に何が“したくないんだろう”?」と考えることができれば、上司の問いに少しは答えられたような気もする。『やらない決意』(サンマーク出版刊)