「こわい話というより、不思議だったことなんだけど」前回お話を伺ったセイさんから、こんな話を聞いた。彼女が、日帰りのバス旅行で、北の方面に行った時の事だ。夕日が沈みつつあり、空が本格的に暗くなった頃。彼女が乗ったバスは、山沿いの高速道路を走っていた。ところが、バスは途中で、渋滞に巻き込まれてしまった。しょうがないから、なんとなしに車窓を眺めていると、小さな神社が見えた。いきなり、視野にポッと現れたよ