フル円形有機ELディスプレイのAndroid Wear搭載スマートウォッチ「LG G Watch R」を購入したので開封してみた!海外版でも技適マーク表示あり【レポート】

スマートウォッチ「LG G Watch R」を購入!

今年9月にLGエレクトロニクスから発表されたGoogleが開発するウェアラブル向けプラットフォーム「Android Wear」を採用し、フル円形プラスチック有機ELディスプレイを搭載したスマートウォッチ「LG G Watch R」。

先日、auからも公式アクセサリーブランド「au +1 collection」として日本国内でも12月初旬に発売されることが発表されました。

今回、日本でも発売までまだ少し先ということ、さらに海外版でも日本国内での利用が法的に問題ない技術適合証明などの各種認証(いわゆる「[http://s-max.jp/tag/%E6%8A%80%E9%81%A9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF[技適マーク]]」表示)もあるということなので、個人輸入で海外版を購入してみました。

そもそも発売されたばかりのサムスン電子製スマートウォッチ「Gear S」が届いたばかりだったので悩みながらも……以前に展示会でタッチ&トライしたときの印象が良かったのでつい!?

購入は「eBay」で本体に加え、液晶保護シート付きでおよそ37,000円(送料込)でした。なお、発送は韓国からで、すぐに発送してくれたため数日で到着しました。なお、より手軽に購入するには現在では海外のスマートフォン(スマホ)などを販売するWebストア「EXPANSYS Japan - LG G Watch R Black」(送料別36,275円)で販売開始しているので利用すると良いかと思われます。

そこで、受け取ったばかりのLG G Watch Rを開封してみましたので写真を交えてレポートしたいと思います。


LG G Watch Rの箱の表面(写真=左)と裏面(写真=右)


箱は黒1色で表面には「LG G Watch R」と「Android Wear」のロゴが記載されており、裏面には各種機能などの情報が描かれています。韓国版なのでハングルで書かれているため、内容は読めませんが、アイコンなどで大体わかる感じです。


LG G Watch Rの箱を開けたところ


箱はマグネットで閉じられているので、それを開くとLG G Watch Rの本体と対面できます。ドイツの展示会「IFA 2014」で見た以来の対面でドキドキします!


LG G Watch Rのパッケージ一覧


本体以外には充電器やmicroUSBケーブル、簡易説明書などが付属。なお、箱と同様に簡易説明書もハングルで記載されているのでまったく読めません。まぁ、なんとかなります。


LG G Watch Rの裏面


裏面には心拍センサーが搭載されています。技適マークの表示は箱や簡易説明書、本体にはない模様。他には9軸(ジャイロスコープ、加速度センサー、電子コンパス)、気圧センサーが搭載されています。

また、バンドの裏にはレザー素材であること、LGの製品であることが主張されています。本体は防水・防塵(IP67準拠)ですが、付属のバンドはレザー素材なので水濡れなどが心配な人は樹脂や金属などのバンドと交換したほうが良いでしょう。なお、バンドは22mm幅となっており、通常の時計用バンドと交換することが可能です。


起動すると「LG」ロゴが表示されます


さすがに世界で初めての100%完璧な円形のプラスチック有機ELディスプレイ(P-OLED)を搭載したAndroid Wear製品なので、画面が丸いです。ディスプレイのサイズおよび解像度は1.3インチ320×320ドットとなっています。

では、さっそく電源を入れてセットアップしてみます。とりあえず、Android Wearアプリが入っているスマートフォン「Nexus 5」とペアリングしました。この辺りは他のAndroid Wear搭載機種と操作手順は同じなので省きます。


購入時のビルド番号



ソフトウェア更新を実施


セットアップ完了時のビルド番号は「KIW52H」。ソフトウェア更新を実施してみると、早々にアップデートがあるということなので適用してみました。すると新しいビルド番号「KNX01R」(記事の最上部画像)になりました。

スペックとしては1.2GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 400」)や512MB内蔵メモリー(RAM)、4GB内蔵ストレージ(eMMC)、410mAhバッテリーとだいぶ性能が高くなってきています。


技適マークは電子式表示


技適マーク表示は電子式表示となっています。これがあれば合法的に使えますね!?


開発者向けオプションを表示すれば画面キャプチャーなども可能に


そして、ビルド番号を連打すると設定のメニューに「開発者向けオプション」も出てきます。これでadbや画面キャプチャーなども行えます。

さて、普通に使う場合は時計っぽい「ウォッチフェイス」が複数用意されているので、いくつか並べて紹介しておきます。どれもなかなかいい感じね!




LG G Watch Rに用意されているウォッチフェイス


手元にあった初代「LG G Watch」や「COGITO POP」といったスマートウォッチと比較してみました。サイズ感はCOGITO POPよりもひと回り大きいですが、COGITO POPよりも厚みは薄いためより時計っぽく使えるように思いますし、何と言ってもLG G Watchよりはだいぶ時計になりました。

さて、LG G Watch Rの印象ですが、IFA 2014のときにも思いましたが、個人的に初代LG G Watchはなんだったのかと思うほどの良さが感じられます。

少し大きいけど、普通の時計として使ってても違和感ない感じで、時計表示は一定時間が経つと省エネ的な表示になりますが、それも屋内では見やすいです。

一方、付けていて馴染むかどうかという点では本体が湾曲して腕にフィットする「Gear Fit」やGear Sのほうが良いように思われました。

加えて、Android WearよりもGearシリーズのTize OSのユーザーインターフェース(UI)のほうが使いやすいように思います。ただし、これは個人的にGearシリーズに慣れてしまっていているためかもしれませんが……。

とはいえ、概ね、これまで見たLG G Watchのほか、「Gear Live」や「Moto360」、「SmartWatch3 SWR50」といったAndroid Wear搭載スマートウォッチの中ではLG G Watch Rが一番良いと今回購入して改めて思いました。

最後に付属の液晶保護シートも貼ってみましたが、滑りが悪くなってしまい、ちょっと合わないので剥がしてしまうかもしれません。

auからもほぼ同価格で販売されるようなので、いち早く欲しい人はサポート面で心配はありますが、海外版を購入してみるのも良いと思われます。



記事執筆:S-MAX編集部


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