ポケット内で曲がってしまったり、髪の毛やひげが挟まったりする問題が指摘されていたAppleの「iPhone 6」に、今度は色が変化してしまう事例が発生し、IT系インターネットメディアのBGRに読者からの指摘が相次いでいます。

A new iPhone 6 problem arises: Dye from jeans is ruining the iPhone’s plastic strips | BGR

http://bgr.com/2014/10/22/iphone-6-cases-plastic-strips-color-rubbing/

iPhoneシリーズ始まって以来の大型化を遂げたAppleのiPhone 6は、ポケットの中に入れておくと本体が曲がってしまう問題や、通話中に髪の毛やひげを挟み込んでしまう問題が指摘され、インターネット上では「ウォーターゲート事件」にちなんで「Bendgate(ベンドゲート)事件」や「Hairgate(ヘアゲート)事件」などと名付けられて話題になりました。

発表から1カ月が過ぎ、ようやくiPhone 6に関する話題が落ち着いてきたのですが、今度は「iPhoneが変色してしまう」という問題が指摘され始めています。BGRに読者から送られてきた写真を見ると、iPhone 6の背面の上部と下部についている白いプラスチックの部分が青くなっているのがわかります。



iPhone 6の白いプラスチック部分が青く変色したのはジーンズの染料が原因とのこと。何でも、ユーザーがジーンズのポケットにiPhone 6を入れていたところ、ジーンズの青い染料が背面の白いプラスチック部分に移ってしまったようです。



こちらは変色していないiPhone 6で、上記の画像と比べてみると、どれくらい変色しているかよくわかります。



iPhone 6 が変色してしまったユーザーがAppleに問い合わせたところ、サポートセンターから「一般的な洗浄剤で磨いて下さい」とアドバイスを受けましたが、磨いても移ってしまった色は取れなかったようです。



なお、スマートフォンにジーンズの染料が移ってしまう問題は、過去にも「HTC One」で発生したという報告がBGRに届けられていました。HTC Oneが青く染まってしまったときには、Mr.Cleanの「Magic Erase」という洗浄剤で磨くときれいになったそうですが、変色したiPhone 6の色が落ちるかどうかはまだ確認できていないとのことです。