Apple渾身の決済サービス「Apple Pay」でバグ多発&二重課金も発生
10月20日に配信開始されたiOS 8.1から利用可能となったAppleの新たな決済サービス「Apple Pay」にて、リリースからわずか数日でさっそくバグが発生し、二重課金に苦しむユーザーまで登場していることが明らかになっています。
A fix for Apple Pay bug displaying incorrect card designs is on the way | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2014/10/22/apple-pay-card-display-bug/
Apple Payは、クレジットカード情報を登録し、使いたいクレジットカードをiPhoneやApple Watch、iPadなどの対応端末上から選択し、専用の支払い端末にかざすことで決済を完了させてしまうという日本のおサイフケータイのようなサービス。Apple Payは専用アプリが存在するわけではなく、Passbookアプリ上から利用できます。
20日にサービスがスタートしたばかりのApple Payですが、多数の銀行やカードタイプが利用可能で、サービススタート後にも利用可能な銀行とカードの種類を増やしているところでした。そんなApple Payで現在発生しているバグというのは、二重課金の発生や、サポートされたはずのカードデザインがApple Payを利用するPassbookアプリ上に正しく表示されない、などさまざまです。
9to5Macによると、チェイスバンクとシティバンクに加えてその他の提携カードを所持しているユーザーが、Apple Pay上で自身のVisaカードが正しく認識されなくなった、と報告しています。他にも、Apple Pay上でカードデザインがまったく認識されなくなり、同じ銀行のカードの場合はカード番号を見て違いを区別する必要が出ている、というユーザーも存在する模様です。
以下の画像はチェイスバンクのクレジットカード3枚と、それらに対応してPassbookアプリ上に表示されるクレジットカードデザインを比較したもの。iPhoneの画面上に表示されているカードはすべてにチェイスバンクのロゴマークが表示されており、色味も似たようなものになっているのでパッと見では判別しづらい、というのも納得です。
サービス開始からわずか3日で多くのバグと苦情が集まっているApple Payですが、現在のところ日本では使用不可となっています。