韓国芸能界が大騒ぎになっている。今年5月に国内で開催されたミスコン優勝者が、「アルバム発売資金獲得のために、業界人への性接待を求められた」「頭から爪先まで整形するよう圧力を受けた」と暴露。これが原因で、韓国ミスコン業界の“闇”が炙り出され始めたのだ。
 韓国の芸能記者が言う。
 「告発したのは、『ミス・アジア・パシフィックワールド』の優勝者、ミャンマー出身のメイ・ミャット・ノーさんです。彼女はグランプリ獲得後、マスコミに『100万円の豊胸手術をした後に、ティアラ(1000万円相当)を持ち逃げした』と叩かれてきたが、9月2日に祖国で会見。枕営業と整形強要に耐えられず逃げ出したことを告白した。しかも、『主催者側が謝れば、糞ティアラは返してやる』と息巻いたことから、国際社会もこの騒動に注目しだしているのです」

 もっとも、性接待と整形強要は、今や韓国芸能界の“お家芸”と言うほかはない。この悪しき慣習を伝える逸話は、枚挙に暇がない状態なのだ。
 別の芸能関係者が言う。
 「例えば、韓国ドラマ『花より男子』の主演女優、チャン・ジャヨンが'09年に自殺したが、『CM企業役員への性接待が辛い』『皆が身体を求めて来て気が狂いそうだ』と書かれた遺書が見つかり物議を醸したことがある。また、KARAも枕営業で分裂との噂があったが、韓国の芸能事務所は女優を性接待で売り出すことをいまだに当然と考えているのです。男尊女卑の風習も強いため、成り上がるためにこれを受け入れるタレントも後を絶たないのです」

 また、韓国のテレビ局関係者はこう語る。
 「韓国の芸能界では、『もはやミスコンは、協賛企業やレコード会社の役員に新たに抱かせる貢物の発掘場所』との話もあるほどなのです。そのため、優勝者にはほぼ100%豊胸手術や整形を勧めるといわれている。その多くが、性接待を持ち掛けられていることも想像に難くないのです」

 世界有数の売春国家だけに、野蛮な商法から足を洗うことは難しいのか。