理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が5日に自殺したことについて、中国メディアの中国日報網は5日、「STAP細胞の論文問題における重圧に耐えられなくなったのだろう」と笹井氏の死を伝えた。

 記事は、笹井氏がSTAP細胞論文の責任著者の1人だったと紹介、論文について理研が「捏造・改ざんがあった」と認定して以降は小保方晴子ユニットリーダーとともに調査の対象となっていたことを伝えた。

 さらに、「小保方氏はSTAP細胞の存在を証明するため、監視のもと研究を続けている」としながらも、「世論の圧力を受け、科学者としてのプライドが傷ついた笹井氏は自らの職場で人生に終わりを告げた」と報じた。

 笹井氏が自殺したとのニュースが中国で伝わると、簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)には続々とコメントが寄せられた。

 「あまりにも惜しい死だ。笹井氏は優秀な科学者だったのに」、「日本人はあまりにも真面目すぎる」と、早すぎる死を悼む声が多く見られたほか、「名誉や名声を重んじる人だったのだろうが、何よりも命のほうが大事ではないか」といったコメントもあった。

 また、「日本人は面の皮が“薄すぎる”。わが国にはさらに恥ずべきことをしても知らんぷりしている人もいるぞ」、「どんな重圧のもとでも自殺などしない中国人は日本人よりも頑強な民族といえる」と、中国で大きな社会問題になっている政府幹部による汚職問題を暗に批判するかのような意味深なコメントも多かった。(編集担当:村山健二)