「グッバイ!おサイフ」は、ドコモへの挑戦か? 1分でわかる登録するだけで1,000円貰える新電子マネー「au WALLET」
5月8日、KDDI(au、以下au)が2014年夏モデルとしてスマートフォン6機種、タブレット2機種、合計8機種を発表した。それと同時に新しいサービスも発表された。その名は「au WALLET(エーユー ウォレット)」だ。au携帯電話、auひかり、auひかり ちゅら契約者が加入できる電子マネーサービスである。
電子マネーというものは、サービスを提供している会社に現金ややクレジットカードなどで、利用する金額をチャージすることで、その金額分の買い物ができるというものだ。また、クレジットカードなどの後払い方式、デビットカードなどの即決済方式も、広義出言えば電子マネーに近しいものと言えるだろう。
今回auが参入したのも、その電子マネーサービスである。ケータイキャリアでは、NTTドコモが「DCMX」「iD」の電子マネーサービスを先行して提供しているが、今回の「au WALLET」はそれに追随するものと言える。
●従来の電子マネーとは一線を画す「au WALLET」
「au WALLET」に加入すると画像のようなオレンジ色のカードが発行される
「au WALLET」が話題になっているのは、従来の電子マネーとは違うシステムを採用しているからだ。チャージ方法は、クレジットカードやauのじぶん銀行口座、auかんたん決済(携帯の支払いに合算)、auショップ店頭での現金チャージとなっている。ここまでは既存の電子マネーへのチャージとそう大差はない。
しかし、大きく違うのは利用方法だ。
「au WALLET」はMasterCardと提携しており、「au WALLETカード」自体にMasterCardのカード番号が付与されているのだ。
つまり、利用自体はMasterCardの利用できる店舗であれば、そのまま決済ができるのだ。さらに、インターネット通販やオンラインゲームなどで利用されるクレジットカード番号による、決済や課金にも一部を除き利用することができる。
ちなみに、クレジットカードではないため、クレジット分割決済などには対応していない。
●最大の問題 オンラインゲーム課金やガチャ課金の使いすぎを防ぐことができる
「プリペイドだから手軽で安心」これこそネット課金問題への答えかもしれない
「au WALLET」は使う分だけをあらかじめチャージする「プリペイド決済」を採用している。あらかじめチャージというのは、一見手間がかかりそうなイメージがある。しかしながら、それを補って余りあるメリットもあるのだ。
今、大きな問題になっているオンラインゲームのアイテムやソーシャルゲームのガチャ課金のリスクだ。また、iPhoneのApp StoreやAndroidのGoogle Playといったアプリストアの決済、iTunesなどの楽曲購入決済とも相性が良い。
「au WALLET」は、こうしたサービスの「使いすぎ」を防ぐことができるのだ。クレジットカードのような後払い方式は、使った実感があまり無いまま課金を続け、のちに多額の請求を受け取るというトラブルも、先に利用する分のみをチャージするシステムの「au WALLET」であれば、チャージした限度額以上の金額は、そもそも課金できない。つまり使いすぎを防ぐことができるというわけだ。
●クレジット番号は発行されるけれども「審査なし」「年会費なし」の誰でも使える手軽さ
この「au WALLET」の申込みは、専用サイトまたはauショップにて行い、「au WALLET カード」が発行される。そしてカードにはMasterCardのロゴ、そしてクレジットカード番号が記載される。
しかしながら「au WALLET カード」は、発行時に審査はない。また、入会金も年会費も無い。純粋なプリペイドカードという仕組みを利用しているため、クレジットカードなどのような審査を必要としないのだ。
つまり、クレジットカードを作ることのできない学生、未成年でも、利用額を制限されたMasterCard準拠のクレジットカード番号を持つことができるようになっている。つまり、未成年でも学生でも、カード払いしかできない店舗やネット通販でも支払い時に「カードで」と言えるようになる。
●auユーザーであれば作らない理由は ナイ!
5月8日より申込みをスタートし、5月21日よりサービスを開始する「au WALLET」、早めに加入すると様々な特典を受けられる。
・申し込むと抽選で1万名に4万円チャージプレゼント 5月21日〜6月30日まで
・申し込んだ全てカードに1,000円チャージプレゼント 5月21日〜6月30日まで
・「au WALLET」へチャージすると初回に限り10%分金額増額 5月21日〜6月30日まで
・じぶん銀行口座から「au WALLET」へチャージすると5%分金額増額 5月21日〜12月31日まで
といった特典がある。
つまり、6月30日までに「au WALLET」へ加入するだけで1,000円貰えるのだ。さらに初回チャージ時にじぶん銀行口座より1回の最大チャージ金額である25,000円をチャージすることで、15%(初回ボーナス+じぶん銀行分)増額され、28,750円となる。加入時の1,000円を加えると、実に4,850円お得となるのだ。
チャージした分はそのままMasterCard取扱店や対応ネットショッピングにて利用できるため、おおよそ5,000円を貰えることとほぼ同じ意味となる。
さらに、「au WALLET」を利用すること、またはauショップへ足を運ぶことによりポイントも付与されるため、お得度はぐぐっとアップする。
このように、さまざまな特典があり、かつ利便性、安全性も高い「au WALLET」は通常の電子マネーとは違った「プリペイド」「電子マネー」「クレジットカード決済」の良い部分を組み合わせたサービスとなっている。auユーザーであれば利用できるため、ぜひともスタートキャンペーンが適用される6月30日までに加入すると良いだろう。
ちなみに、余談であるが、「au WALLET」発表時に「グッバイ!おサイフ」というコピーを披露した。お財布ではなく、おサイフ。おサイフケータイという名称を作ったNTTドコモへの挑戦のようで意味深である。
布施 繁樹
電子マネーというものは、サービスを提供している会社に現金ややクレジットカードなどで、利用する金額をチャージすることで、その金額分の買い物ができるというものだ。また、クレジットカードなどの後払い方式、デビットカードなどの即決済方式も、広義出言えば電子マネーに近しいものと言えるだろう。
今回auが参入したのも、その電子マネーサービスである。ケータイキャリアでは、NTTドコモが「DCMX」「iD」の電子マネーサービスを先行して提供しているが、今回の「au WALLET」はそれに追随するものと言える。
●従来の電子マネーとは一線を画す「au WALLET」
「au WALLET」に加入すると画像のようなオレンジ色のカードが発行される
「au WALLET」が話題になっているのは、従来の電子マネーとは違うシステムを採用しているからだ。チャージ方法は、クレジットカードやauのじぶん銀行口座、auかんたん決済(携帯の支払いに合算)、auショップ店頭での現金チャージとなっている。ここまでは既存の電子マネーへのチャージとそう大差はない。
しかし、大きく違うのは利用方法だ。
「au WALLET」はMasterCardと提携しており、「au WALLETカード」自体にMasterCardのカード番号が付与されているのだ。
つまり、利用自体はMasterCardの利用できる店舗であれば、そのまま決済ができるのだ。さらに、インターネット通販やオンラインゲームなどで利用されるクレジットカード番号による、決済や課金にも一部を除き利用することができる。
ちなみに、クレジットカードではないため、クレジット分割決済などには対応していない。
●最大の問題 オンラインゲーム課金やガチャ課金の使いすぎを防ぐことができる
「プリペイドだから手軽で安心」これこそネット課金問題への答えかもしれない
「au WALLET」は使う分だけをあらかじめチャージする「プリペイド決済」を採用している。あらかじめチャージというのは、一見手間がかかりそうなイメージがある。しかしながら、それを補って余りあるメリットもあるのだ。
今、大きな問題になっているオンラインゲームのアイテムやソーシャルゲームのガチャ課金のリスクだ。また、iPhoneのApp StoreやAndroidのGoogle Playといったアプリストアの決済、iTunesなどの楽曲購入決済とも相性が良い。
「au WALLET」は、こうしたサービスの「使いすぎ」を防ぐことができるのだ。クレジットカードのような後払い方式は、使った実感があまり無いまま課金を続け、のちに多額の請求を受け取るというトラブルも、先に利用する分のみをチャージするシステムの「au WALLET」であれば、チャージした限度額以上の金額は、そもそも課金できない。つまり使いすぎを防ぐことができるというわけだ。
●クレジット番号は発行されるけれども「審査なし」「年会費なし」の誰でも使える手軽さ
この「au WALLET」の申込みは、専用サイトまたはauショップにて行い、「au WALLET カード」が発行される。そしてカードにはMasterCardのロゴ、そしてクレジットカード番号が記載される。
しかしながら「au WALLET カード」は、発行時に審査はない。また、入会金も年会費も無い。純粋なプリペイドカードという仕組みを利用しているため、クレジットカードなどのような審査を必要としないのだ。
つまり、クレジットカードを作ることのできない学生、未成年でも、利用額を制限されたMasterCard準拠のクレジットカード番号を持つことができるようになっている。つまり、未成年でも学生でも、カード払いしかできない店舗やネット通販でも支払い時に「カードで」と言えるようになる。
●auユーザーであれば作らない理由は ナイ!
5月8日より申込みをスタートし、5月21日よりサービスを開始する「au WALLET」、早めに加入すると様々な特典を受けられる。
・申し込むと抽選で1万名に4万円チャージプレゼント 5月21日〜6月30日まで
・申し込んだ全てカードに1,000円チャージプレゼント 5月21日〜6月30日まで
・「au WALLET」へチャージすると初回に限り10%分金額増額 5月21日〜6月30日まで
・じぶん銀行口座から「au WALLET」へチャージすると5%分金額増額 5月21日〜12月31日まで
といった特典がある。
つまり、6月30日までに「au WALLET」へ加入するだけで1,000円貰えるのだ。さらに初回チャージ時にじぶん銀行口座より1回の最大チャージ金額である25,000円をチャージすることで、15%(初回ボーナス+じぶん銀行分)増額され、28,750円となる。加入時の1,000円を加えると、実に4,850円お得となるのだ。
チャージした分はそのままMasterCard取扱店や対応ネットショッピングにて利用できるため、おおよそ5,000円を貰えることとほぼ同じ意味となる。
さらに、「au WALLET」を利用すること、またはauショップへ足を運ぶことによりポイントも付与されるため、お得度はぐぐっとアップする。
このように、さまざまな特典があり、かつ利便性、安全性も高い「au WALLET」は通常の電子マネーとは違った「プリペイド」「電子マネー」「クレジットカード決済」の良い部分を組み合わせたサービスとなっている。auユーザーであれば利用できるため、ぜひともスタートキャンペーンが適用される6月30日までに加入すると良いだろう。
ちなみに、余談であるが、「au WALLET」発表時に「グッバイ!おサイフ」というコピーを披露した。お財布ではなく、おサイフ。おサイフケータイという名称を作ったNTTドコモへの挑戦のようで意味深である。
布施 繁樹