1日に約3万2000ユーロ(約450万円)を稼ぐ人にとって、主審への抗議でピッチに入ったことによる1万ユーロ(約140万円)弱の罰金を支払うのは、たいしたことではないだろう。

だが、それがチェルシージョゼ・モウリーニョ監督となれば、それもクリス・フォイ主審に対して怒りを見せたアストン・ヴィラ戦での黒星から約1カ月後の処分発表となれば、以前から指揮官が繰り返していることの裏付けと言えるだろう。つまり、イングランドサッカー協会はモウリーニョ監督に怒っているということだ。

モウリーニョ監督は抗議のために、11日に予定されていた会見をキャンセルした。これもまた、イングランドサッカー協会の上層部にとっては気に入らないことだろう。

だが、納得していないのはモウリーニョ監督だけではなく、サポーターも同じだ。そのため、彼らはモウリーニョ監督が罰金を支払わなくて済むように、自分たちが動こうとしている。指揮官への罰金を払うための募金をするというのだ。チェルシーファンの代表は、『Mirror』で次のように話した。

「ジョゼが大変な不当の犠牲者であることは明らかだ。これは、我々が彼の味方であることを示すための方法だよ」

募金は、13日のスウォンジー・シティ戦に向けてサポーターを運ぶ電車、そして翌週のサンダーランドとのホームゲームの前に、関係者が集めるという。