テンプレートを組み合わせてオリジナルのミニ手帳を作れる「PocketMod」
スマートフォンが普及してスケジュールやメモの管理をデジタルに移行させた人もかなりいそうですが、従来の紙の手帳には、思いついた時すぐに見られる、バッテリー残量を気にしなくてもよい、液晶画面に比べて判読性が高いなど、いまだに捨てがたいメリットや魅力があるものです。そんな紙の手帳をオリジナルのレイアウトで、PC・プリンター・コピー用紙だけあれば作ることができるのが「PocketMod」です。
http://pocketmod.com/
これが自分で作れる手のひらサイズのメモ帳、「PocketMod」の完成形です。非常に小型ですが、簡単なメモをとったり、後述するさまざまなテンプレートを組み合わせると、色んな使い方が可能になります。何より自宅でも簡単に作れるのがメリットかもしれません。
PocketModはブラウザベースで手帳をレイアウトすることができるサービスで、必要なものはPCとプリンター、コピー用紙とハサミかカッターだけというシンプルなものです。オリジナルミニ手帳の作り方は以下の通りです。
PocketModのウェブサイトにアクセスし、リンク「Create a PocketMod」か下にあるアイコンをクリック。
PocketMod作成画面が表示されました。右側に表示された8個の枠にページを設定して、8ページの手帳を作ることができます。枠の中には仕上がり時のページ番号が書かれているので、「これは見開きで」などの調整もできるようになっています。
左側のメニューには、各種テンプレートが表示されています。「Cover」をクリックすると、手帳の表紙となるページが表示されました。
右上のアイコンをクリックすると、内容を編集することも可能です。
ページをドラッグ&ドロップして、ページレイアウトを行います。
テンプレート「Lines」は、シンプルなラインが引かれただけの使いやすそうなページ。
「Large Grid」「Medium Grid」「Small Grid」は、大小のグリッド線が引かれたページがそろっています。
「Music Staff Sheet」「Music Tab Sheet」は五線譜やギター用のタブ譜です。外出先でいいメロディが浮かんだ時にも安心。
週間カレンダーなども豊富にそろっています。
タスクリスト
なぜか、ゲーム「数独」のテンプレートも用意されています。
自分の好みどおりにページレイアウトして行きます。途中で変更したくなった場合でも、別のページを重ねると上書きできるので自由にページの差し替えが可能。空白に戻したい時は「Blank」というシートを入れればOKです。
レイアウトが決定したら、ページ右下の「Print PocketMod!」をクリックしてプリントアウトします。
ごく普通のプリンターで印刷ができます。
出力した用紙はこんな感じ。
余白の部分は不要になるので、外枠にそってカットします。
じょきじょきじょき。
カットが完了しました。ここから簡単な折り紙の要領でミニ手帳に仕上げていきます。
◆01:まずは、長手方向に2つに山折り。
◆02:いま折った山を広げて、こんどは90度回して同じように2つに山折りします。
きちんと折っておいた方が、仕上がりがキレイになります。
◆03:折ったままの状態で、手前の紙を一枚持ち上げて、谷折りで反対側に二つ折りします。
◆04:ひっくり返して、裏面も同じように二つ折り。
◆05:次に、ハサミで切り込みを入れます。手順2で山折りしたの中央部分から、谷折りした折り目まで切れ目を入れます。
切れ目を入れた状態。
◆06:起き上がっている部分が2つに切れているはずなので、片方を手前、もう片方を向こう側に倒します。
◆07:平らにならして……
◆08:ハサミの切れ目を分けるように、折りたたみます。
◆09:このように十字型に折りたたんで……
◆10:最後に折り目をしっかり付けます。
これでPocketModが完成しました。
まさに、手のひらサイズのメモ帳です。
週間予定表を見開きでレイアウトしておけば、2週間の予定を一目で確認できて便利です。
アメリカの偉人、ベンジャミン・フランクリンの「13徳」(13か条とも)を守っているか毎日チェックするためのシートを入れておけば、毎日の行動チェックにも役立ちます。
汎用のチェックリストと年間カレンダー
裏表紙には数独のテンプレートを入れてみました。
あらかじめ準備されているテンプレートだけでも多彩な手帳を作ることができますが、さらに「Custom」テンプレートをアレンジして自分だけのページを作り上げることも可能となっています。