アップルからの要請:iOS開発者は2月までにアプリをiOS7に最適化すること
アップルはiOS7.1のベータ版も提供を開始している。
アップルは、2014年から新規開発またはアップデートされるiOSアプリを全てiOS7に最適化するよう要求している。
iOSの開発者向けサイトにおいて、アップルは以下のように宣言した。
2月1日以降、App Storeに提出される新規アプリまたはアップデートは、最新のXcode5でビルドされる必要があります。また、アプリはiOS7に最適化されていなければなりません。
アップルは今年iOSの大規模なアップデートを行い、1500もの新しいAPI(Application Programming Interfaces)が追加された。それに伴ってデザインも一新され、最新の「フラットデザイン」が導入されている。2013年6月に開催されたWWDC(World Wide Developer Conference)以降、ほとんどのアプリ開発者はiOS7に最適化されたアプリを構築してきた。2013年9月にアップルは新製品であるiPhone 5SとiPhone 5Cを紹介し、その1週間後にはiOS7の正式版をリリースした。2012年12月に至り、アプリ開発者たちはiOS7に向けて新しいアプリを開発したり、既存のアプリを最適化するために半年の時間を費やせたことになる。
しかし、企業がアプリの最新バージョンをリリースするためには、セキュリティ面と機能面から新しいオペレーティング・システムを徹底的にテストする必要がある。アップルもこの点を理解しており、これまでは開発者に対してiOS6用とiOS7用の2つのアプリを同時に用意することを許可していた。
iOS7.1
iOSの最新アップデート(iOS7.1)は開発者のみが使えるベータ版で、アップルの開発者向けサイトから入手できる。iOS7.1は現在 beta 2 であり、正式版の公開時期については明らかにされていない。
iOS 7.1 beta 2 は、統合開発環境であるXcodeのアップデート対応も含む開発者向けの内容となっている。特に「iOS MapKit」に大きな変更が見られ、新しい機能が追加された他、既存の機能も色々と変更された。例えば地図にピンを追加する、カメラを起動して地図上のアイテムに注釈を付ける、等が挙げられる。「Media Player 」にもいくつかの更新があり、コンテンツデータソースの「子項目」に関する機能、コンテンツマネージャー、ナビゲーションコントロール等が変更された。また、SpriteKit(iOS7の新しいゲーム・レンダリング・エンジン)も更新されている。
Dan Rowinski
[原文]