サイバーコネクトツー手帳に数々のリニューアルが加わり販売が開始

写真拡大 (全3枚)

足を組むな、だから背骨が曲がるんだ。

「ぴろし」こと松山洋社長の熱いメッセージ「アクセルフレーズ」が91個も満載されたサイバーコネクトツー手帳。福岡に本社を構え、「.hack」シリーズや、「NARUTO-ナルト- ナルティメット」シリーズなどの開発を手がけるゲーム会社です。もともと社内スタッフ向けに製作されていたものですが、口コミで業界内に浸透し、一般販売を求める声が急増。2011年度から自社サイトで通販が開始されました。

そんな同社の手帳がこのたびリニューアルされ、さらに熱く、機能的になっています。ファンならずともオススメですので、ちょっと紹介してみましょう。

まず目立つのが、冒頭にマンスリーページが追加されたこと。月単位の予定がぐっとわかりやすくなりました。巻末には無地ページも追加され、イラストなどを描くのに便利です。ゲームクリエイター、特にアーティストはイラストメモを描く人も多いため、無地のページは便利なんですよね。製本も糸かがり方式に変更され、より開きやすくなりました。コストがかさむので敬遠されがちなんですが、こうした見えないところまで丁寧に作られている姿勢に好感が持てます。

一方で冒頭のアクセルフレーズでは、新たに解説が加わり、メッセージ性が明確になりました。いわく「デスクワークが多いこの業界。身体を壊すようなことをするな。そもそも、人と話すときに足を組むものじゃない。」とのこと。実際、腰痛持ちが多いんですよ、この業界。

また、同社のゲーム作り哲学が随所に垣間見られるのも、特徴の一つ。中でもおもしろかったのが「『負けるわけにはいかない』禁止令」。いわく「シナリオ担当に告ぐ。これはキャラクターの気持ちが伝わらない最もダサい台詞だ。誰だって言える台詞。戦いとは信念と信念のぶつかり合いだ。『負けるわけにはいかない』・・・では、そのキャラクターの個性も事情も信念も伝わらない。この台詞は使用禁止である」とのこと。逆に言えば、よっぽど多用されているんでしょう。いや、勉強になります!

これ以外にもPS3専用ソフト「神次元ゲイム ネプテューヌV」のダウンロードコンテンツとして登場した擬人化キャラクター、「サイバーコネクトツーちゃん」のリバーシブル表紙がセットになっているのも、ファンには嬉しいところ。予定欄も1月1日始まりとなっていますので、年内に買い求めれば無駄なく、きっちり使えます。同社の公式ブログでも、シールや付箋を貼ったり、罫線で区切るなどの活用事例が紹介されています。総じてスマホやネットのスケジュール機能と併用されている人が多いみたいですね。

また前述の通り、業界内に隠れファンが多いのも本手帳の特徴。某大手メーカーのプログラマに活用事例を内緒で伺ってみました。すると「手帳としての使用は一切していません。スケジュールはグループウェアで一括管理されています(キリッ!)」とのこと。その一方で本手帳では一切の罫線をぶっちぎり、1ページにつき1つの会議と決めて、会議の議事録メモに使っているそうです。だったらノートでも良いのではと聞いたところ・・・

・カレンダーが2年先まである
・ビニール装丁なので汚れや雨にも強い
・柔らか素材なので他の手帳より扱いやすい
・サイズが丁度良い
・社長コメント(アクセルフレーズ)が時々元気をくれる

という回答が返ってきました! みなさんも同社の熱い思いを感じてみてください。