男性100人に直撃!「恋人に作ってほしい料理」ベスト5

写真拡大

みなさん、こんにちは。コンサルタントの木村隆志です。

「男心をつかみたいのなら、胃袋をつかめ」という言葉をよく耳にしますが、実際のところ男性たちは、恋人にどんな料理を作ってほしいと思っているのでしょうか。

私が毎月実施している“独身男性への100人アンケート”で、かなり分かりやすい結果が出たので、以下に紹介していきます。

■5位 フレンチ、イタリアンなどの西欧料理……3人

女性が好きなフレンチやイタリアンも、男性目線では不評。「もっとご飯が進むものがいい」「オシャレなものは食べた気がしない」などの声が目立ちました。

さらに、「凝り過ぎた料理だと、いっぱいホメなければいけないから困る」という精神面、「食材費が高そうだし、無理して作ってもらいたくない」という経済面から否定的な声も。

料理が得意な女性ほど、「おいしい」と言わせようとして凝った料理を作りがちですが、多くの男性はそれを心から喜んでいるわけではないようです。

■4位 ラーメン、うどん、パスタなどの麺類……9人

20代の男性に人気だったのが麺類。「これくらいできれば十分。市販のソースでもおいしい」「昼ご飯でパパッとラーメンとか、パスタを作ってもらえるとうれしい」などの声がありました。

女性からしたら何とも張り合いのない意見ですが、この手の男性は食に淡白。デートの日も「ファーストフードやファミリーレストランでいい」と考えるくらい舌が肥えていないので、あまり「胃袋をつかもう」と考えない方がいいでしょう。

ただ、そんな男性でも何年かすれば、舌の好みが変わり、料理の味もわかるようになる可能性もあります。無理にホメ言葉を求めるより、「しばらく放っておいてあげる」のも愛情のひとつではないでしょうか。

■3位 カツ丼、親子丼、海鮮丼などの丼物……11人

丼物は数ある料理の中でも、男女の好みが分かれやすいもの。男性は「ご飯とおかずが一緒で食べやすい」「ボリュームがある」と好む人が多いのですが、女性は「おかずの種類が少ないし、ガツガツ食べるのは嫌」「量が多い割に野菜が少ない」と選ばない人が多いようです。

ただ、家庭料理だからこそ、これらの声を反映させた丼物を作ることができるはず。たとえば、丼をプレート型のお皿に替え、ご飯の上にメインのトンカツだけでなく、生野菜やポテトサラダ、鮭フレークや明太子など他の食材を乗せるなどの工夫で、彼も自分も喜べるものにすればいいのです。こういった工夫は料理上手のイメージにもつながるので、ある意味アピールポイントにもなるでしょう。

■2位 肉じゃが、唐揚げ、焼魚などの和食……31人

手料理の定番であり、誰が作ってもある程度彼に満足感を与えられるのが和食。「ベタだけど、肉じゃがとか味噌汁が一番手料理っぽい」「和食を手際よく作れる女性は、それだけで料理上手」など、男性たちは「料理の基本として和食をマスターしていてほしい」と思っています。特に見た目が華やかな女性や、男っぽさのある女性が、和食を作るといいギャップを与えられる傾向があるようです。

さらに、男性たちが好きなのは、「冷蔵庫にある食材でサッと作った」シンプルな和食。煮物、焼物、椀物、炒め物など一見地味な料理でも、彼は「節約上手でいい奥さんになりそう」というイメージをふくらませているものです。

■1位 ハンバーグ、カレー、オムライスなどの洋食……46人

「やっぱり!」と思ったのではないでしょうか。多くの男性は、ご飯が進む定番の料理が好きであり、その好みは小学生のころからほとんど変わらないのです。なかでも、ハンバーグやカレーは、「適度に手が込んでいて、手作り感がある」「好きなものは何度でも食べたいので、これが得意な女性がいい」と支持を集めています。

ただ、定番料理だからこそ、彼の胃袋をつかむためには小さな工夫が大事。たとえばカレーなら、「玉ねぎを飴色になるまで炒める」「市販のルーを使うけど、ガラムマサラやクミンなどのスパイスで香りを加える」「たまにスープカレーやタイカレーに変えてみる」などの工夫をするだけで味わいや香りが変わり、「母や元カノのカレーよりうまい」と感じさせられるかもしれません。

■男性が「手料理に求めるもの」とは?

結果を見てどう感じたでしょうか。どうか、「男の舌って単純すぎる」「作りがいがない」なんて言わないでください。確かに男性たちの舌は単純なのですが、それは「手料理の向こうに“幸せな家庭”を見ている」からでもあります。その証拠に、「料理のおいしさよりも、自分のために一生懸命作ってくれる姿が一番うれしい」という声もたくさんありました。

もしあなたが本当に「彼の胃袋をつかみたい」のであれば、「定食屋や居酒屋で食べて帰るより、家で食べた方がおいしい」というレベルを意識してください。気合を入れ過ぎて「気持ちが重い」「食材費が高い」と思われるよりも、ひと工夫に留めて手際よく食卓に並べるくらいの方が、彼を喜ばせられるのです。それができれば、彼はあなたを結婚相手として意識しているでしょう。

(木村隆志/ハウコレ)