大堀彩 (撮影:フォートキシモト)

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マレーシアで開催されたバドミントン・アジアユース選手権(U-19)では、福島県立富岡高校の16歳・大堀彩が女子シングルスで優勝する快挙を成し遂げた。この種目で日本人選手の優勝は初となる。

長身で打点の高いサウスポーから繰り出されるクロスカットを武器に、はやくも日本バドミントン界次世代のエースとして期待される大堀は、父・均さん、母・麻紀さんもバドミントン・プレーヤーで、二世選手としても知られる。

今月8日には、北九州市立総合体育館でインターハイ学校対抗戦が行われ、大堀はシングルス、ダブルスに大車輪の活躍、この模様はフジテレビ「すぽると!」でも、「バドミントン界の次世代エース 大堀彩(16) 真夏の成長物語」と題しフィーチャーされた。

結果こそ決勝戦で青森山田高校に敗れ、準優勝となったが、大堀は同番組のカメラに対し「優勝は出来なかったんですけど、決勝までこれたっていうのは、本当に自分たちにとって大きな自信になったし、次に繋げるようなゲームを今日はすることが出来た」と振り返ると、昨年3位に入った世界ジュニア選手権については、「シングルスでナショナルチームに入れて貰っているので、そのプライドと自覚をしっかり持って。シングルスは特に負けないっていう強い気持ちを持って絶対に優勝します」と意気込みを語った。

日本の女子バドミントンでは、かつてのオグシオペア(潮田玲子小椋久美子)やロンドン五輪で銀メダルを獲得したフジカキペア(藤井瑞希垣岩令佳)など、ダブルスでの活躍が目立っていたが、大堀はシングルスでも世界を狙える逸材の一人。まずは今秋、バンコクで行われる世界ジュニア選手権での頂点を目指す。