個別株だけではなく、投信やETFにも投資家の資金が大量に流入しているという。経験豊富な投資家の中には、投信を敬遠する人も確かに多いが、今どきの投信は、過去とは比べものにならないほど進化している。また、株式市場に上場するETFには裏ワザが満載だ。


個別株投資ではできない裏ワザも。今こそ投信とETFの出番

この特集を呼んでいる読者の中には、これから株式投資にチャレンジしようという方もいるだろう。

銘柄にもよるが、そんな株初心者にピッタリなのが、日本株投信とETF(上場投信)だ。両方とも、少額から投資できるうえに、自動的に複数の銘柄に投資をすることで、個別株に比べてリスク分散を図ることができる。

一方、これまで個別株投資オンリーだった方も、この特集を読めば、投信やETFを見直すにちがいない。

個別株ではハードルの高い値ガサ銘柄にも、少額で投資することができる。また、直近では5月23日からの日経平均株価暴落下でも、下落で収益を狙える投信やETFなどが注目されたからだ。

さて、次ページでは、特別インタビューとして、日本を代表するストラテジストの武者陵司さんにお話を伺った。

結論を言えば、先の暴落は一時的なもので、「日本株には100年に1度の大波が来た」という。中国経済減速などのリスクはあるももの、うまくいけば日経平均は年内1万8000円、これは通過点にすぎず、さらに将来的には4万円を目指す可能性も十分にあるそうだ。

アベノミクスはまだ始まったばかり。7月には参院選を控え、これから?第3の矢〞である「成長戦略」がいよいよスタートしようとしている。

日本株投信とETFで、アベノミクスの恩恵に便乗するなら、いったん株価が調整している今が絶好のチャンスかもしれない。




この記事は「WEBネットマネー2013年8月号」に掲載されたものです。