遠距離恋愛がうまくいくには?心理学者が勧める「自分の心に聞く3つのこと」

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遠距離恋愛はとても大変。気がつけば時間ばかりが過ぎていて、お互いのことを実はあまり知らない……なんていうのはよくある話。「恋は盲目」とはよく言うけれど、遠距離恋愛をしているカップルは見えていない部分がとても多いのだとか。

遠距離カップルにはそれぞれの土地での生活があって、ストレスがある。その「ストレスな毎日」を横に置いて「決まった時間」に恋人に会うことができる遠距離カップルは、お互いの「良いところ」しか見えていない。

心が渇いてしまうストレスだらけの毎日から解放され、恋人と過ごす「温かい居心地のよい時間」は心のオアシスとなり、関係自体が幸せなものだと脳に認識されてしまう。「たまにしか会わない事で関係の新鮮さは保たれるし、相手のイメージも崩れない。そして時間ばかりが流れ、お互いの事をよく知っているという錯覚に陥ります」と心理学者のスプリンガー博士は言う。

そして、この「錯覚」が続いたまま2人の関係が次のステップに進んでしまうのは至って危険だ。次のステップに進む前に考え直してみてほしい「自分に訊いてほしい3つの質問」を博士が教えてくれた。遠距離恋愛だからこそ知らなければいけないお互いのこと。あなたは大丈夫?

1.彼の友達と友達になれる?
「類は友を呼ぶ」と言われるほど、彼の幼なじみや学生時代からの友人などを見るだけで彼の大部分を知る事ができる。「彼の友達」としてだけではなく、あなた自身も友達になれますか?長い目で見て、彼の友達を将来的に「自分の友達」と言えないのと大変なことになるかも?

2.彼の恋愛歴を理解している?
ここで気をつけてほしいのが「どんな恋愛をしてきたか」ではなく、「どんな別れ方をしたのか」という点だけを心配すれば良い。人の別れは必ず「何か」があり、その対応の仕方を見ると彼の器が見えてくるのだそうだ。「自然消滅だった」「浮気をして別れた」といった内容だった場合にも、気を引き締めることができる。

3.彼と長い期間を同じ場所で過ごせる?
「一定の時間」を「好きな場所」で過ごすのが遠距離恋愛の特徴。機嫌が良い時に仲良くいられるのは当たり前。独りでいたい時や機嫌が悪いにでも一緒にいられるかどうか、同じ場所にいても不快にならないか。とても重要なポイントだ。


遠距離恋愛の魔法はいずれか解けてしまう。2人で幸せな将来を見据えるためにも、是非自分の胸に訊いてみてほしい。魔法なんていらない相手と一緒になるのが本当の幸せなのだ。


参考:Relationships that are especially prone to love blindness
http://www.psychologytoday.com/blog/the-joint-adventures-well-educated-couples/201305/relationships-are-especially-prone-love-blind