先日行われた日本代表 vs ブラジル代表は午後9時から民放局にて放送されたこともあり、久しぶりに嫁と一緒にTV観戦するに至りました。(まともに一緒に観たのは2010年のW杯デンマーク戦以来です!)

私は親善試合とはいえブラジル代表と「戦える」現状に興奮しつつも、ある程度冷静な自分もおり、「良い試合にはなるがいなされてしまい1−0、若しくは2−0でブラジル代表が勝つのではないか」と予想をしておりました。

戦前に様々な媒体にて試合結果予想と言うものが為されていましたが、直前のフランス代表戦の成果もありかなり望外な予想が為されていたと思います。

そういったマスメディアの世界とはかけ離れた非常にミニマムな世界の話になりますが、試合開始に当たり、私の嫁と試合結果予想を披露し合う場に遭遇しました。以下はその会話をサッカー雑誌の座談会風にまとめてみました^^

嫁「どっちが何対何で勝つと思う?」

私(軽くイラっとしながら)「う~ん2−0でブラジル代表かなぁ?」

嫁「何?日本代表点取れないの?」

私「うん。ある程度攻めることは出来るけど軽くいなされちゃって点が取れないと思う。お前はどう思うの?」

嫁「2−1でブラジル代表!」

私(少し意外な感じで)「へぇ~日本代表が勝つんじゃないんだ?」

嫁「ウン。いい試合にはなって欲しいけど、ブラジル代表は負けて欲しくないんだよね~。」

私「何でそう思うの?」

嫁「ブラジル代表って昔から強いってイメージでしょ?そういった国が最近強くなってきたポッと出の日本代表レベルに負けて欲しくないんだよねぇ~強いところは何時まで経っても強くいて欲しいし・・・・。」

私「ふ~ん・・・・。」

私の嫁は正直サッカーに詳しいか疎いかと聞かれれば「全くの素人」と言っても過言ではありません。

クラブチームや違うカテゴリーの代表にはあまり興味がないようなのですが、流石に日本代表の情報は多少持っているらしく、ちょいちょいその情報を披露しながら私との会話が成り立っていたように思います。


私は過去からそうなのですが、サッカーをスタジアムやTVにて観戦する際はどちらかと言えば黙りこくってじっくり、言葉を発するとすれば「独り言」を言いまくるような「閉鎖型観戦者」タイプの人間でありました。


嫁が「キャーキャー」騒ぎながら観戦する「ミーハー」タイプなので、もし二人でスタジアムに行けば待ったく真逆のタイプの観戦者であり、長い付き合いの中で今まで一度しか一緒にスタジアムに行ったことがありません^^

この試合でもそうでしたが、暫くはキャーキャーああでもないこうでもないと騒ぎながら私の横で観ていましたが、ブラジル代表が3点目を入れたあたりで「あ〜あもう決まりだね!」と寝室に行ってしまいました。

何だかんだ言いつつもやはり日本代表が負けてしまうことは面白くないと見え、不貞寝を決め込んだ体です。

但し、上記の会話の中でもありましたが私が抱えている偏見の中の一つである

「大国主導主義」

と言うものをサッカー素人の嫁が持っていたことに驚き、少々複雑になってしまいました。

嫁と私では今日に至る過程は全く別のアプローチであり、私がサッカー馬鹿ゾウに至るための「オタク」時代を経験したのに対し、嫁は小学校時代にお兄ちゃんに連れられ、当時珍しかったサッカー少年団の女子選手としてサッカーを嗜んでいた時代はあったそうですが愛情を注ぐ対象にはならなかった位ですので現在のサッカーに対する志向が違うのが当たり前と思っていました。

思い返してみれば、ザッケローニ監督就任直後のアルゼンチン代表との親善試合に日本代表が歴史的勝利を挙げた際も私の嫁は