31日(金・現地時間)、マニラのスマート・アラネタコロシアムで行われた、ONE FC05「Pride of a Nation」にて、第11代UFC世界ヘビー級王者アンドレイ・オルロフスキーと、第9&12代UFC世界ヘビー級王者ティム・シルビアが対戦した。

オルロフスキーの左ローから、いきなりの激しいパンチの交換に。オルロフスキーが左から右を入れる。シルビアの右で動きが止まったオルロフスキーは、ダーティーボクシングで攻め込まれる。組みついたオルロフスキーだが、ケージを背にしたシルビアは倒れない。

離れ際にパンチを見せたオルロフスキーを、シルビアが逆にケージに押し込むがブレイクが掛かる。左右の前蹴りから、右フックを繰り出したオロフスキーはなるべく正面に立たないようにステップを踏む。再び距離を詰めて組みついたシルビアが、オルロフスキーをケージに押し込むと、両ワキを差してヒザをボディに突き上げる。

再びブレイクが命じられた両者。オルロフスキーが左を伸ばし、ニータップを仕掛けるシーンもあったが、直後にアッパーを受け、動きが止まる。オルロフスキーが直後に組みついたが、ここで1Rが終了した。

2R、右ローを見せるオルロフスキーが、左ジャブを伸ばす。続いて、左ストレート、口元を気にしたシルビアに左ハイを蹴り込み、右ボディフックを放つ。互いにダーティーボクシングの状態でパンチを打ち合うが、頭がぶつかりブレイクが掛かる。シルビアの左ジャブに、左から右を返すオルロフスキー。シルビアがケージに押し込むが、オルロフスキーが体を入れ替える。ブレイク後、オルロフスキーのパンチが目に入ったとアピールするシルビアだが、レフェリーが試合を止めず、追撃のパンチを受ける。

足を使って左ジャブを多用するオルロフスキー。シルビアは距離を潰してケージに押し込みにいくパターンが多い。膠着気味の試合は、ここでもレフェリーがブレイクを命じる。左から右のワンツーを打ち込んだオルロフスキーは続く右でダウンを奪うと、左のサッカーボールキック2発で勝負を決めた――と思われたが、反則攻撃とみなされイエローカードが与えられる。5分間のインターバルを与えられたシルビアだが、試合続行に難色を示す。

すると、レフェリーやジャッジが話し合いを行った結果、反則の蹴りでノーコンテストという裁定が場内に伝えられた。

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