プロデューサーを務めるケヴィン・ミッシャー
 - Kevin Winter/Getty Images

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 人気テレビゲーム「ワンダと巨像」のハリウッド実写化作品に、全米ナンバーワンヒット映画『クロニクル(原題) / Chronicle』のジョシュ・トランク監督が参加することになったとDeadline.comが報じた。同ゲームは、2009年にソニー・ピクチャーズにより映画化されることが発表されていた。

 「ワンダと巨像」は、宮部みゆきによりノベライズされたゲーム「ICO」の開発チームが手掛けたアクションアドベンチャーゲーム。巨像と呼ばれる敵を倒すだけというゲームシステムは熱狂的なファンを生み出し、実際、今回監督を務めることが発表されたトランクも、ゲームの大ファンだという。

 トランクは、無名俳優を起用したSF映画『クロニクル(原題)』がスマッシュヒットを記録した新鋭監督。すでにリブートが決定しているアメコミ「ファンタスティック・フォー」の監督を務めることでも注目を浴びた。『アメイジング・スパイダーマン』の監督を務める『(500)日のサマー』のマーク・ウェブなど、近年は比較的低予算な作品で成功を収めた人物が大作に抜てきされる例は多く、トランクはその好例といえそうだ。プロデューサーには、ジョニー・デップ主演の映画『パブリック・エネミーズ』のケヴィン・ミッシャーがいる。

 映画化発表以来、ほとんど何の音さたもなかった同ゲーム。だが、現在スタジオは脚本家選びの真っ最中ということで、完成までにはまだ時間がかかりそうだが、実現に向けて着実に進んでいるのは間違いない。(編集部・福田麗)