高速鉄道の安全性が大きく揺らいでいる中国で、ヘルメットやシートベルトなどを持参して「完全武装」した男性が高速鉄道に乗車したことが話題となった。中国新聞網が伝えた。

 27日昼頃、ある男性ネットユーザーが北京発上海行きの高速鉄道に乗る様子をミニブログ上で実況中継し始めた。アップロードされた写真には、シートの上でヘルメットをかぶり、自前のシートベルトを装着した男性の姿が。さらに懐中電灯やアーミーナイフなどサバイバル用品を車中で次々と披露した。自称「高鉄安全帽男」のパフォーマンスはたちまち話題となり、多くのユーザーが彼の実況をリツイート(転送)していった。

 「高鉄安全帽男」は今年28歳、美術学院の卒業生だという。勤め先では安全係を担当していることから安全に対する意識が日ごろから高いそうで、数々の装備は「どこに行くにも携帯する」と紹介した。

 今回のパフォーマンスについては「事故の発生率は低い思いながらも、乗る前は緊張した。勇気を見せたかった」と語るとともに「命を大切にすることと、高速鉄道に対する風刺と疑問を表現したかった」と目的を明かした。(編集担当:柳川俊之)