こんにちは。ロクナナワークショップの佐々木です。
皆さんは、自転車でころんだことありますか?私は今でも時々ころびまずが(笑)、その瞬間は周りがスローモーションになるんです。これは実際の時間よりも頭の中の処理速度が上がっているため、相対的に周りが遅く見えているのだそうです。

一つのことに集中して作業していると、ファイル保存などのちょっとした待ち時間が長く感じられます。反対に、なにか他の作業をしながらだと、待ち時間はあまり気になりません。

1度経験したことは、2度目の経験では時間が長く感じられます。新しい刺激が少なくなるため、同じことを繰り返すと先が読める分退屈に感じます。

そう、体感時間は実際の時間の進み方よりも早くなったり、遅くなったりするのです。

人間は絶対的な時間経過を認識する感覚器官を持っていないため、様々な原因によって体感時間が変化します。感覚がいい加減であるということは、困ったことかもしれませんが、このいい加減さをうまく利用することが特にモバイルコンテンツでは重要です。

電車で移動しながら携帯電話でメールができるというのは、電車に乗っている時間を長く感じさせません。体感時間は普段の生活に密接に関係しています。体感時間を上手く扱ったライフ系アプリなど、まだまだヒット作が生まれる可能性があると思います。

「向き合ってアプリを使うのではなく、気がついたらアプリを使っている」そんな「ながら感覚」を大切にし、実際の時間と体感時間のズレを利用して、コンテンツを企画してみるのはよいのではないでしょうか?

モバイルコンテンツのクリエイターに求められているのは、「新しい何かを提案できるか?」「生活の不便を解消できるか?」など、この部分なのかもしれません。新しい発見を提案したり、体感時間を逆手にとったコンテンツを考えると、ヒットする可能性も出てきます。

ロクナナワークショップでも、「iPhone向けのサイト制作講座」や「Android携帯向けのFlash講座」など、モバイルコンテンツに関する講座を続々開講する予定です。

クリエイターとして、ユーザーに一歩踏み込んだコンテンツを提供できるといいですね!

ロクナナワークショップ

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