ここ3試合で1ゴール。夢を追う者にとっては、あまりに少なすぎる。ミランは7日、セリエA第23節でボローニャと0−0のスコアレスドローに終わった。だが、ミランの誰もが、より良い結果にふさわしかったと考えている。

「今日はチームに文句を言うことはないと思う。足りなかったのはゴールだけだ。私はあまり運を信じていないが、今日は運に助けられなかったのは確かだよ」というレオナルド監督のコメントは、ドレッシングルームの意見と一致している。

ロナウジーニョとマッシモ・アンブロジーニのシュートがクロスバーに阻まれたことについて、レオナルド監督は「最近の試合ではラストの数メートルで苦労している。今日は良くなったと思っているよ。たくさんのチャンスをつくったが、運が手を貸してくれなかった」と語った。

さらに、レオナルド監督は試合について、「とてもうまくピッチに出て、うまく守ったボローニャを相手に、我々はやれることをやった。チームは正しいスピリットを持っていたと思うし、ゴールが足りなかったんだ。おそらく、リードすれば戦術的に試合は動いていただろう」と分析している。

だが、指揮官は楽観さを失っていない。「前を見て、このまま続けることでこの時期を抜け出す。(前節)リヴォルノ戦に比べて、我々は良くなった。どんな試合になるかは分かっていたし、後半はうまくやったよ。(クラース・ヤン・)フンテラールも投入し、前線でより何かを得ようと、事態を変えることも試みた。残念ながら、ボールが決してゴールに入ろうとしてくれなかったけどね」

また、レオナルド監督はMFデイヴィッド・ベッカムを外し、インテルから獲得したMFマンシーニをスタメンで起用したことについて、「練習で良かったんだ。今週試していたことの中でうまくやっていた。彼は右サイドでも左サイドでもプレーでき、深い位置を突くこともできる。とてもスピードのある選手で、改善することもできるはずだ。ただ、私は今日の彼がよくやったと思う」とコメントした。

一方で、指揮官はMFクラレンス・セードルフの問題を否定している。同選手は途中交代を快く受け止めなかったが、レオナルド監督は問題視せず、「チームに文句は言えない。選手たちは試合を通じてトライした。前半に少し苦労したが、後半はあらゆる形でトライしたし、守備では(マルコ・)ディ・ヴァイオのシュート以外、何も許さなかった」と強調した。

だが、首位インテルはさらに独走状態となり、勝ち点差は10ポイントに開いている。レオナルド監督は「彼らはとても強いチームだ。今日の試合は見ていないが、カリアリに3−0というのは大きな結果だよ。インテルは数年前から勝っており、かなり補強をした。加入した選手たちもすぐに溶け込んでいる。非常に堅固なチームだからだ。おそらく、我々はインテルがしている仕事を過小評価しているんだよ。これだけ長いこと、これほどのリードを奪い、これほど勝っているチームは記憶にない」とつけ加えた。