米国労働省が発表した雇用統計(季節調整済み)によると、8月の米国失業率(軍人除く)は、前月から0.3ポイント悪化の9.7%となった。1983年6月の10・1%以来、26年2カ月ぶりの厳しい水準となった。

 景気との連動性が高い非農業部門の就業者数(季節調整済み)は、前月から21万6000人の減少で20カ月連続の減少となったが、前月から減少幅は改善した。

 産業別に見ると、製造業・建設業関連が13万6000人減、サービス業関連が8万人減だった。

7月の米国失業率は9.4%、1年3カ月ぶりに改善(2009-08-10)
6月の米国失業率は9.5%、雇用情勢の悪化止まらず(2009-07-03)
5月の米国失業率9.4%、雇用者数の減少幅は縮小(2009-06-08)

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