ソフトウェア開発のマインド(神奈川県川崎市、屋代真吾代表)は、同社が提供する人事給与・勤怠管理システム「MosP(Mind Open Source Project、モスプ)」において、SaaS基盤に対応し、勤怠管理とも連携した「MosP給与計算V3.0.0」を発表した。

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 同社は、ソースコードを無料で公開して機能強化を図るオープンソース型の業務アプリケーションの将来性に着目して、2006年9月からMosPの無料ダウンロードサービスを開始した。

 MosPの標準機能をベースに、自社の業務に合わせてカスタマイズすることによって、コスト削減や開発期間の短縮を図ろうとする企業に対して利用を提案している。カスタマイズした部分を、オープンソースライセンスのGPL(GNU GENERAL PUBLIC LICENSE)に準拠し公開しない場合のみカスタマイズライセンスの購入費が必要となる。

 「MosP給与計算V3.0.0」は、SaaS基盤対応となり、すでにSaaS基盤に対応している「MosP勤怠管理」と連携した利用ができるようになった。また、業界で注目を集めているオープンオフィスにも対応する。

 屋代代表は、「不況で市場全体が今まで以上にコスト削減を重視しています。特定のベンダーやパッケージソフトに依存せず、低コストでシステム構築が可能なオープンソースに対する注目度が高まっており、MosPのダウンロード数がこの半年間で急増しています」と話している。

 8月に累計1万ダウンロードを超えており、来年3月までに2万ダウンロードの達成を目標にしている。

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