厚生労働省は、若年者の就職基礎能力の修得を支援する「YES-プログラム」の対象となる講座と試験を新たに認定したと発表した。

 今回認定されたのは、202講座、19試験で、10月1日から3年間に渡り実施される。認定講座と試験の総数は、1551講座、304試験となった。

 「YES-プログラム」では、「就職基礎能力」を「コミュニケーション能力」「職業人意識」「基礎学力」「ビジネスマナー」「資格取得」の5つの領域に分類し、若年者と企業が能力判定の共通の物差しとして活用することを目的としている。

 認定講座の修了と試験の合格に対して、厚生労働大臣名で「若年者就職基礎能力修得証明書」を発行しており、就職活動の際の履歴書に記載して企業に提出することを認めている。

 2008年度の認定講座の修了者数は延べ8万7115人、認定試験の合格者数は延べ34万4796人だった。

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