リーマンショック後、外資系企業の学生人気が大きく落ち込んだことなどが、会員制転職サイトを運営するビズリーチの調査で分かった。

 同調査は、同社会員制サイトに登録している金融マン203人 (平均年収1656万円)と東大・早慶・大阪大学の学生304人を対象に就職観・仕事観の変化の調査を実施したもの。

 学生に対する調査では、リーマンショック後、「外資系企業に魅力を感じなくなった」(83%)、「日系企業に就職したい」(84%)など、外資系企業の人気が大きく落ち込み、日系企業の人気が復活している。

 金融マンに対する調査では、リーマンショック後の仕事観について、「リストラのリスクは常に意識して仕事をすべきである」(74%)、「転職で最重視する要素はやりがい」(74%)、「年収が下がっても仕方がない」(46%)、「リーマンショック後に仕事観が変わった」(61%)などの意識変化が明らかになっている。

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