高速道路休日千円! いや民主党が政権を取れば完全無料だ! と高速道路に関連した話題に事欠かない日本各地でひっそりと「スマートインターチェンジ」が始まった。夏の旅行をより楽しく快適に。とはいえ人の懐が緩む観光事業にも色々と不況の波が押し寄せているようで

■ そもそもスマートインターチェンジとは

高速道路休日1000円! には、景気を刺激するほかに「ETC*搭載車を増やす」ことが理由としてあげられる。ETC搭載車を増やし、料金所における人件費の節約、停止時間の短縮による渋滞緩和。もう一つは「スマートインターチェンジ」を増やし、渋滞箇所自体を分散させることが考えられる。

スマートインターチェンジとは、高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリア、バスストップから乗り降りができるように設置されるインターチェンジであり、ETC搭載車のみ利用することが可能な「ETC専用のインターチェンジ」のことである。2006年から設置が始まり、現在全国47箇所に設置されるようになった。

ある日突然、サービスエリアまたはパーキングエリアから高速道路を降りることができるようになる。簡単にいえば、それが「スマートインターチェンジ」だ。渋滞が好きな人はまずいない。「ここから降りられたら近いのに……」思いが徐々に形になってきたのだ。

■ 「君津」スマートインターチェンジを体験!

首都圏近郊では埼玉に続き、2009年4月、千葉県君津市館山道の「君津パーキングエリア」にてスマートインターチェンジが始まった。しかし、古いカーナビのデータディスクは勿論、携帯電話のカーナビにもまだ情報が掲載されておらず、情報告知は少ない。中継地点「海ほたる」にもポスターが数枚貼られているばかりであった。


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