《コメ欄大炎上》10年経ってもベッキーの“禊”が終わらない… 今こそ「見習うべき」女性タレントとは
「あの人を出さなくても他に」
《番組復帰するのは良いと思うけど感動したり美談みたいにするのは違うかな》
《内輪の思い入れはあるのかもしれないけど、視聴者で望んでた人は彼女のファン以外はそんなにいないと思う》
《もし事前に出場者を告知されていたら見なかった》
約10年ぶりに「世界の果てまでイッテQ!」に出演したベッキー(42)に、ネット上ではそんな厳しい声が相次いだ。
【写真】「ベッキーがめざすべき」と川内リポーターが推す“意外なタレント”と、「つい許してしまう」女優ら“不倫芸能人”たち
2016年の不倫騒動で番組を離れたベッキー。久々の「帰還」を昔の仲間たちは温かく迎え、宮川大輔(54)が涙を見せる場面もあった。だが、番組を視聴したベテラン芸能リポーターの川内天子氏は「せっかくのチャンスを生かし切れなかった」と話す。

「昔の仲間への恩情で出すなら、もう少し出し方を考えてあげればよかったのに。あそこでみんなが涙するとただの内輪受け、“仲間内の傷のなめ合い”に見えてしまう。しかも迎えるのは男性2人。見方によっては、男性共演者2人がすっかりベッキーのペースに乗せられているようにさえ見えてしまいますよ」
はたして正解はあったのだろうか。
「宮川さんあたりが一度、ベッキーや騒動に対して厳しいことを言えばよかったんです。そうすれば逆に“もう十分反省したのでは”といった同情の声が出たかもしれない。最初からお涙頂戴にしてしまったのは、本当にもったいなかったですね」(川内さん、以下同)
会見で刻まれた「嫌悪感」
なぜ10年もの歳月が流れても、世間のベッキーへの拒否反応は消えないのか。騒動当時のベッキーの会見を現場で取材した川内さんも、
「私は会見の時点から嫌でしたね。ろくに謝罪もなく友人関係だと説明して、あっという間に終わり。ところが後に報じられたLINEのやり取りで、その裏側が見えてしまった。世の中を欺いて、完全に馬鹿にしているように私には見えました。そういった印象は一度刻まれるとなかなか払拭できないもの。10年経とうが20年経とうが、ベッキーを見れば必ず当時のことを思い出してしまいます」
と手厳しい。一方、相手だった川谷絵音(37)は同じ騒動の当事者でありながら、その後もミュージシャンとして活動を続けている。
「川谷絵音には音楽という、代わりのきかないものがあった。ベッキーが売りにしていたのは明るさ、元気さ、爽やかさをもった優等生キャラ。それなら代わりになる可愛いタレントはいくらでもいる。“あの人を出さなくても他にいる”といった声は今回の出演後にも出ています。“昔のベッキー”のキャラで戻ろうとしても無理でしょう」
何度報じられても「つい許してしまう」女優
近年、厳しく批判されがちな不倫などの不祥事から“立ち直れる芸能人”と、“いつまでも禊が終わらない芸能人”はいったい何が違うのだろうか。
川内氏が成功例の筆頭に挙げるのが原田龍二(55)だ。
「奥さんの『原田、アウト!』は秀逸でしたよね。あの一言で不倫騒動を笑いに変えて、夫まで救ってしまった。もちろん、原田さん自身も夫婦関係を立て直そうと誠意を見せたからこそでしょう。それに原田さんは、それまでの二枚目俳優というイメージにしがみつかなかった。自分をさらけ出して笑われることも受け入れました。最後には夫婦でCMまでもぎとって立派でした(笑)。あれは“禊”を新しいキャラクターに変えた成功例だと思います」
さらに興味深いのが斉藤由貴(60)だ。これまでたびたび恋愛スキャンダルを報じられながら、現在も女優として第一線で活躍している。
「私、斉藤さんの会見には毎回行っているんですが、なぜか毎回、不思議なことに“もういいよ”“仕方ない”という気持ちになってしまうんですよね。会見に真っ白な衣装で現れたときなどは、やっていることとは真逆なのに、聖女のように見えました。あの潤んだ瞳で、60代、70代になっても“恋をしています”なんて言ってしまいそうだし、それももう仕方ないと思わせるキャラクター。あれはもう“魔性の女”のプロでしょう(笑)」
はたしてキャラクターで許されるものなのだろうか。
「彼女は逃げないし、無理に“清廉潔白”に戻そうともしない。もちろん、不倫そのものが許されるという意味ではありません。でも、恋に走ってしまう危うさまで含めて『斉藤由貴という人』と受け止められるところがある。女優として代わりがきかない存在で、スキャンダルが起きても彼女の魅力そのものは壊れないのが強みだと思います」
対照的に、川内氏が“禊”に苦戦した例として挙げるのが渡部建(54)と矢口真里(43)だ。
「渡部さんの場合は、不倫の場所や相手女性への接し方として報じられた内容があまりにも強烈で、生理的な嫌悪感につながってしまった。しかも報道後、すぐに会見をしなかった。矢口さんも長く表に出てこなかったでしょう。何か起きたときに“逃げた”という印象を与えてしまうと、その後に出てきて謝罪しても『今さら?』と思われてしまう。禊のスタートでつまずいてしまうんですよ」
矢口については、当時の夫への態度も女性から厳しく見られたのではないかという。
「当時は矢口のほうが収入も知名度も上。それでも夫に対するリスペクトはあったのか。矢口の対応に傲慢さを感じた女性は多かったでしょう。その後、不倫相手だった男性と結婚して幸せそうにしていても“純愛でよかったね”とは簡単にはならない。女性を敵に回したときの怖さはありますよ」
見習うべきは「ゆうこりん」?
川内氏は「女性芸能人の場合、男性より不倫によるイメージダウンを引きずりやすい」とも指摘する。
「男性芸能人なら、不倫後にそれまでのイメージを捨て、騒動さえ笑いに変えて復帰する人がいます。でも女性の場合、一度失った好感度を取り戻すのは簡単ではありません。だったら昔のイメージに戻ろうとするより、年齢や経験に合った新しいキャラクターに変わったほうがいい」
では、現在のベッキーはどうすればいいのか。
「“キャラ変”です。“昔のベッキー”はもう卒業しましょう。元気、爽やか、正直な優等生キャラはもういらない。恋もした、嘘もついた、傷もついた。今は結婚して母親にもなった。それなら『肝っ玉母さん』路線でいけばいい。もう戻らない好感度なんて追わなくていいんですよ」
川内氏が“キャラ変”のお手本として挙げるのが小倉優子(42)だ。不倫をしていない小倉がなぜおてほんになり得るのか?
「ゆうこりんはすごいですよね。“こりん星”から結婚してママタレとなり、いろんな経験を経て、今度は子育てをしながら大学生になった。年齢や環境に合わせてキャラクターを変え、それをちゃんと仕事につなげている。芸能界で生き抜く適応力と強さがありますよね。ベッキーも、そこはぜひ見習ってほしいです」
不倫の過去も失敗した対応も、その後の人生経験もふくめてすべて新しいキャラクターの材料にできるはず、と川内氏。
「『イッテQ』は世界を回って、いろんな人と触れ合う番組。いろいろあった今のベッキーだからこそできることもあるはず。今後も出演の機会があるなら“人間ベッキー”“必要とされるベッキー”のキャラを模索してほしいですね」
10年前の「好感度タレント」に戻る必要はもうない。戻ろうとしないことが、ベッキーにとって本当の意味での再出発になりそうだ。
デイリー新潮編集部
