『ぽこ あ ポケモン エキスパンションパス(追加コンテンツ第1弾「ブクブクうみぞこの街」)』レビュー:祝・日本ゲーム大賞受賞! コイキングも歓喜の海底街づくりに再びハマる

Nintendo Switch 2専用ソフト『ぽこ あ ポケモン』が、2026年9月15日発表の「日本ゲーム大賞2026 年間作品部門」で大賞を受賞した。
本作はポケモン初のスローライフ・サンドボックスとして支持を集め、8月5日の公式発表によれば、3月の発売からの世界累計販売本数が500万本を突破したとのこと。その魅力については当「ガジェット通信」でも、オッサンプレイヤーでも楽しめるゲームとしてレビューをお届けした通りだ。
『ぽこ あ ポケモン』レビュー:家族に先を越されてネタバレを食らうオッサンプレイヤーがたどり着いた本作の真価とは
なお「年間作品部門」大賞受賞に先立つ8月5日、有料追加コンテンツ第1弾「ブクブクうみぞこの街」が配信された。8月時点からすでにSNSでは話題沸騰中で、再び『ぽこポケ』のワードがトレンド入りする日も増えている。
ダイビング習得から、有料エリア進出まで
大賞受賞の余韻のなか、筆者は今回、ようやく海底の街の探索をスタートさせた。発売当初はあれほどハマっていたのに、最近は『トモコレ』に『ほの暮し』と新たに話題となっているスローライフ系タイトルで忙しく、久々に『ぽこポケ』を起動した形だ。メニュー画面はどこか、アイテム画面はどう開くのか……と、最初の数分は完全に手探りの操作になってしまった。
まず覚えるのは、新たなわざ「ダイビング」である。このわざ自体は有料コンテンツに含まれておらず、ゲーム内で一定の条件を満たしたプレイヤーなら誰でも習得できる。ゲーム内のアナウンスで「ドンヨリうみべの街」へ行くよう言われるので、まずはそちらへ向かう。

すると街の外れに怪しい島が出現していた。島へ向かうと、幻のポケモン、マナフィが倒れている。お腹が減って動けない様子だが、たまたま持ち歩いていた「かいそう」を与え、すぐに助けることができた。そのお礼として、「ダイビング」を教えてもらえるという流れだ。



有料追加コンテンツを購入すると、その後、さらにアシマリがドンヨリうみべの街のポケモンセンター前に現れる。ここから先が、新しい街への一歩だ。

「ブクブクうみぞこの街」を探索する
アシマリの案内で「ブクブクうみぞこの街」へ潜る。最初の印象は複雑だ。カラフルなサンゴがきらびやかに広がる一方で、ゴミも多い。他の街と同様、最初はポケモンがアシマリしかおらず寂しい。水没した家もあり、きらきらしているのに、どこか荒れている。


まずはポケモンの住処を作り、ポケモンを呼ぶ。登場するのは水辺のポケモンが多い。今回の追加コンテンツではアシマリに加え、ミズゴロウなども登場するようになった。これまで会えなかった推しポケモンに会えるかもしれない、という期待が高まる。

序盤はどんどんポケモンの住処を作り、新たな出会いを広げていく。ある程度ポケモンが集まってきたら、サメハダー潜水艇を作るミッションが始まった。潜水艇が完成すると、ポケモンの住処にすることができる。もちろんメタモンの旗を立てれば、ファストトラベルに利用できる新たな拠点の完成だ。


また、エリア内で所々見られる廃墟は、壁の穴を埋めて家具を置けば、この街で出会ったポケモンたちの共同の住処に変えることもできる。住み心地を良くしてあげると環境レベルが上がるのも他の街と同じだ。

さらに街の中を探索すると、どうやら初代ポケモンで出てきたハナダシティの跡地であることが伺えた。カスミのポケモンジムやサイクルショップなど、初代からのプレイヤーにとっては思い出深い建物が次々と現れ、感慨深い。


他の街からポケモンを連れて来られるのか
今回の街では水中のポケモンがメイン。電気が必要なイベントはどうするのか、でんきタイプはいるのか、もしかして--という期待の通り、「みず/でんき」タイプのチョンチーが登場。筆者の推しで嬉しい。


もちろん、他の街からポケモンを連れてくることもできる。例えば「パサパサこうやの街」で友達になったコイキングは、これまで陸の上でひたすら跳ね続けるばかりだった。今回の街に到着するや否や、スイスイ泳いで気持ちよさそう。「コイって淡水魚では……」とツッコミたくなるが、ポケモンに淡水魚と海水魚の区別はないので心配御無用だ。


ちなみに水辺のポケモンでない場合はどうなるかと思い、ヒトカゲを連れてくると、衝撃の展開が待っていた。海底に足を着くのと同時にヒトカゲが消滅してしまったのだ。だが、ショックを受けながらも陸地のポケモンセンターまで足を運ぶと、そこで再会することに。消滅したのではなく、ワープしただけだった。焦ってしまったが、仕様としては納得だ。



なお建築に役立つデカヌおやかたを連れてこようとすると、「それならウチはここまでだ!」と断られてしまったが、特定のイベントをクリアすると連れて来られるようになる。メタモンと同じように顔を泡で包み込むスタイルで何とも不便そうではあるが、海の中でも建築が捗るのは大助かりだ。




新たなアイテムが街づくりを変える
今回の新たな街ではサンゴ系のアイテムがさまざま登場し、水辺をよりカラフルに彩れる。さらに地面に生える草花も、この街独自のものとなっているので、アイテムコレクターとしてもたまらない。

なお便利な新アイテムとして、「むせんそうでんぼう」が登場。「むせんそうでんき」と同じ性能だが、見た目が細く景観の邪魔になりにくいので、街づくりの自由度が広がる。なにより素材効率がよい。むせんそうでんきは1つでポケメタル1個、むせんそうでんぼうは5つでポケメタル2個とガラス2個で作れる。かなり素材の節約になるので大助かりだ。


続いてミキサーも登場し、新アイテムのスイカなどを入れてスムージーが作れるようになる。スムージーを飲むと水中でもラプラスに変身できるようになり、水の衝撃波を出してブロックも破壊できる。


さらに「きょうゆうそうち」は今回の最重要アイテム。「ブクブクうみぞこの街」の中では、明らかに初代ポケモンの「マサキの家」を思わせる廃墟の中で2個発見できる。初代プレイヤーなら「これは人間とポケモンを融合させる恐ろしい機械……!」とトラウマが蘇るところだろう。だが本作では収納アイテムなのだ。

タンスや引き出しのように中にアイテムを入れられ、別の場所に置いた「きょうゆうそうち」からも同じアイテムを出し入れできる。もちろん別の街に置いても中身は共有だ。(※クラウド島は除く)

ぜひとも街ごとに置いておきたいアイテムではあるが、ポケモンセンターの3Dプリンターで増産しようと思えば、貴重なレアポケメタルを5個も消費するので要注意。

なおレシピは、「まっさらな街」の環境Lvを8にすると購入できる。ポケメタル10個とレアポケメタル1個で作れるようになるので、必ず獲得したい。
各街の主要ポイントに置くのはもちろんだが、1個は持ち歩くようにしよう。アイテムを入れたまま手持ちに戻せるので、中のものがいつでも取り出せるし、持ち物がいっぱいになってもその場で収納できるので、非常に便利だ。
第2弾、第3弾もセット。配信が待ち遠しい!
「エキスパンションパス」第1弾の「ブクブクうみぞこの街」は、ただ水中マップを足しただけではない。新たなわざや新たなポケモン、サンゴやむせんそうでんぼう、きょうゆうそうちといった新アイテムが、街づくりを一段と深めてくれる。
エキスパンションパスは4400円で発売中だ。日本ゲーム大賞2026で大賞を受賞した本作に“もう一度潜る”ためにも、十分買って損のない内容になっている。
さらに本有料コンテンツには、2027年3月31日配信予定の第2弾、2027年9月30日配信予定の第3弾もセットになっている。第2弾では新しい街の追加はないものの、ポケモンたちと一緒におしゃれを楽しむ「アクセサリー」や、新たな家具・ポケモンの登場がアナウンスされている。加えて第3弾では、また新たな街の追加などが予定されている。ぜひ追加コンテンツを購入し、『ぽこ あ ポケモン』を遊びつくそう。

(文:平原学)
(執筆者: ガジェ通ゲーム班)
