「4~5人の“スク水”女児」「小児性愛者のサイトにも登録」5000点以上の“児童ポルノデータ”で解職された事務局長(53)の“ウラの顔”「『毎日PCを持ち帰って何をしているのだろう』と…」
「児童ポルノの収集は、財団に正社員登用された2014年から始まっていました。現場のスタッフからは、『毎日、業務用パソコンを持ち帰って何をやっているんだろう』という疑問の声も上がっていたようで……」──著名クリスチャン作家・三浦綾子氏の記念館運営に尽力していた牧師は、裏で未成年と思われる女児の写真や動画を日夜集めていた。【前後編の後編。前編から読む】
【写真を見る】〈業務用PC内に児童ポルノ画像が5400枚〉事務局長だった53歳の男性、「うちのスタッフは無能」発言もしていた
児童ポルノ禁止法に抵触するおそれのある画像などを業務用PCに5000点以上、保存するなどの不適切行為が認められたとして9月12日、北海道旭川市の「三浦綾子記念文学館」を運営する三浦綾子記念文化財団は元専務理事で事務局長の男性(53)を解職したと発表した。
財団は9月18日付けで刑事告発状を道警に提出しており、公式サイトで「引き続き警察等の捜査機関に全面的に協力するとともに、組織の再構築と信頼回復に向けて誠心誠意取り組んでまいります」と陳謝している。
前編で触れたように、事案が発覚したきっかけは「三浦綾子記念文学館」の"無料招待券"9万枚を関係者らに独断で配布したことだった。財団が内部調査を進めたところ、男性の業務用PCから大量の児童ポルノが見つかったのだ。
財団の副理事長である盛永喜之氏が経緯を説明する。
「"無料招待券"の調査している段階では『お金の問題だけで即解雇というのはやや無理筋だよね』という話になっていました。その矢先に彼の業務用PCに女児の卑猥な画像や動画が保存されていることが判明した。
私が確認した2点は、女児4~5名がスクール水着を着用しているものでした。確認作業を行った弁護士と、当館のネット関連のものを点検してくれている業者いわく、そのほか(未成年の)女児が性行為をしたり、性行為に類した行為をしている画像や動画などが保存されていたということです。また小児性愛者のサイトにも複数、登録があったとのことです。このようなサイトを使うと、ウイルス感染や情報漏洩する可能性もあり、非常に重大な事案だと判断した」
児童ポルノに関わる行為は、児童の権利を著しく侵害するとして、徐々に罰則が厳しくなっている。自身の欲を満たすため児童ポルノを所持しただけでも、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処される。
財団は男性の行為が法に触れる可能性が高いと判断し、これが解職の決定打になった。財団が男性に一連の事実を確認すると、弁明はないとした上で「その通りでございます」と認めたという。
現場スタッフからも"疑問の声"が
「2014年4月に正社員として採用されてから、10年以上も同様のことを繰り返していたとみられます。そもそも違法行為なのに、まして業務用のPCでやっていたなど信じがたいことです。
彼が使用していたノートパソコンは、持ち出しが自由でした。児童ポルノ関連のサイトなどにアクセスしていたのは、業務時間外がほとんど。現場のスタッフからは、『毎日、パソコンを持ち帰って何をやっているんだろう』という疑問の声も上がっていたようです」(同前)
男性は神戸市生まれ。1999年に北海道に移住し、日本基督教団士別教会で伝道師・牧師として活動したのちに「三浦綾子記念文化財団」に採用された。経歴を活かし、講演会などに積極的に参加して"三浦綾子文学"の普及と保全に尽力していたという。男性を知る人物は、彼の人となりについてこう述べた。
「初めてお会いしたのは2013年のイベントです。比較的、肩書きのある牧師さんだったので真面目な人かと思いきや、気さくで人当たりのいい方でした。"三浦文学"の魅力と醍醐味を語るというイベントだったのですが、とにかく喋りがうまかったと記憶しています。台本なしでスラスラ喋っておりました。
牧師も人間ですので、今回のような性に関する問題を起こしたと聞いても驚きはありません。牧師というのは"聖人君子"で清く正しい人に見られがちで、そういう周りの目はストレスになり得る面もありますが……。とにかく、反省してほしいですね」
今後、刑事事件化を含め、男性にはどんな判断が下されるのか。動向が注視される。
(了。前編から読む)
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