≪新宿・強制わいせつ初公判≫男性保育士が男児にキャンプ先で…児童に送られたLINEに保護者は「血の気が引いた」…本人は「覚えがない」と無罪主張

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学童クラブの宿泊行事で男児にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われている木村正章被告(40)の初公判が9月18日、東京地裁で開かれた。木村被告は起訴内容を否認。一方、検察側は男児の小学校卒業後も性的なLINEを送っていたと指摘した。法廷で示された内容と、保護者たちが取材に明かしていた被害の訴えを詳報する。

〈画像〉「そのようなことをした覚えがない」本人は無罪を主張、雪山でゴーグルを外し笑顔の木村被告、黒いハットをかぶり園児とポーズを取る姿も

起訴内容について弁護側は無罪を主張

「そのようなことをした覚えがないので否認します」

9月18日、東京地裁815号法廷。木村被告は起訴内容についてこう述べ、弁護側も無罪を主張した。

この日、木村被告は半袖の白いTシャツに黒いスラックス姿で入廷。満席に近い傍聴席にいた人物に笑顔を見せる場面もあった。小暮純一裁判長から職業を尋ねられると、「無職です」と答えた。

起訴状によると、木村被告は2022年1月7日と翌2023年1月6日、長野県内の保育園が所有する宿泊施設の客室で、当時11歳と12歳だった男児の下半身を服の上から触ったとされる。

検察側の冒頭陳述によれば、木村被告は短期大学で保育士資格を取得。夜間保育を行う保育園での勤務を経て、2019年7月ごろから夜間の学童クラブで働いていた。

「検察側は、木村被告が2020年ごろから、この男児の下半身を触る行為を繰り返していたと主張しています。起訴された2件はいずれも冬のキャンプ中の出来事で、木村被告は男児が泊まる部屋の担当でした。就寝していた男児の横に寝そべり、服の上から体を触ったとしています」(司法担当記者)

「職員の供述調書には、児童とじゃれ合う際に…」

「集英社オンライン」は事件発覚後、子どもを保育園に通わせていた母親を取材している。この母親は、ほかの保護者から木村被告が子どもの体を触っているという話を聞き、自宅で我が子に確かめたという。母親は当時、そのやり取りをこう証言していた。

「私がなんでもないことのように『木村先生にアソコを触られたことある?』と子どもに尋ねると、子どもは『ある』と言いました。私が『寝ているとき? お風呂のとき?』とさらに尋ねると『寝てるとき』と言っていました。

さらに『木村先生のアソコも触ったことはある?』と尋ねると、なんとなく言ってはいけないこととか怒られていると子どもは感じていたのか、困ったような笑顔を浮かべてうなずきました。私はなんてことをと絶望して血の気が引きました」

母親は、送り迎えの際に目にしていた光景についても、こう振り返っていた。

「子どもから話を聞くまでは子どもも木村先生の話をよくしていましたし、何の不信感もありませんでした。送り迎えの際も木村先生とじゃれあっている様子からも、ただ可愛がってくれているだけにしか見えませんでしたから……」

今回の公判では、職員が目にしていた児童との接し方についての供述調書も示された。

「職員の供述調書には、児童とじゃれ合う際、木村被告が服の上から児童の下半身に触れたり、児童が木村被告の下半身に触れたりすることがあった、という内容がありました。また、行事責任者へのメッセージには、今回の被害男児と一緒になれることや、男児の性器に関する内容、愛情を示す表現などが含まれていたとされています」(前出・司法担当記者)

男児とのInstagram上のメッセージ履歴も証拠として提出され…

検察側が指摘したのは、宿泊行事中の行為だけではなかった。男児が小学校を卒業した2023年3月以降も、木村被告は連絡を取り続けていたという。

「検察側は、卒業後も性器や自慰行為に関するLINEを送っていたとしています。物品と引き換えに男児の体を触る約束をする内容もあったということです。男児とのInstagram上のメッセージ履歴も証拠として提出され、何らかの約束を守るよう促す内容があったとされます」(同前)

卒業後も続いたという連絡については、集英社オンラインの取材でも保護者が証言していた。ある保護者は今年2月こう話した。

「被害も1度きりとかではなく、中学生になってからも数年間にわたって繰り返されている子もいました。そのころには『性的なこと』と理解できるようになっていても、自身の被害を周囲に知られたくなくてどうしたらいいかわからず抱え込んでしまう。
なかには塾の前で待ち伏せされたり、LINEで卑猥なことを送り続けられたりするなどストーカー的な被害に遭っている子もいました」(保護者)

子どもとの距離の詰め方についても、当時、こんな証言があった。

「木村被告は目をつけた子どもにまず何かプレゼントをしたり、好きな漫画などを持ってきて『一緒に読もうよ』と近づいたりしていました。私自身も木村被告と数年間接していたのに気づかなかった」(同前)

今回の男児への被害について、検察側は、別の児童の保護者が警察に相談し、その後の事情聴取で明らかになったと説明した。一方、木村被告は2件のわいせつ行為をいずれも否認している。

退廷前、木村被告は裁判官に一礼し、傍聴席に再び笑顔を向けた。次回の公判では、遮蔽措置を取ったうえで男児の証人尋問が行われる予定だ。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班