スタジアム騒然の得点シーンを川崎、清水の選手、監督はどう受け止めたのか「レフェリーが笛を吹くまで足を止めちゃいけない」「ボールが足に当たってくれた」
開始50秒で川崎が先制したゲーム、41分には清水CB住吉ジェラニレショーンが一発退場となり、川崎が優位に試合を進めた。
しかし、後半は10人の清水が盛り返し、68分にはオ・セフンのPK弾で同点に追いつく。
そして77分に生まれたのが、試合の流れを大きく決めるゴールだった。
清水のゴール前、ペナルティエリアの少し外、中央あたりで川崎のシュートが跳ね返ったところを清水FWオ・セフンがボールを拾う。そこに、川崎のCBフィリップ・ウレモヴィッチがボールを奪おうと足を伸ばす。
ノーファールの判定をした飯田淳平主審に清水陣営は抗議したが、ゴールはそのまま認められ、90分にもマルシーニョに追加点を奪った川崎が勝利を収めた。
試合後、潔く件のゴールシーンを振り返ったのは清水の吉田孝行監督だ。
「みんなファウルだと思って足が止まったと思いますが、レフェリーが笛を吹くまで足を止めちゃいけないですし、そのあたりの一人ひとりの緩さというか、そこはチームとして絶対に改善しなくてはいけないです。どういう状況でも笛が鳴るまでやるのは基本だと思うので、足を止めちゃうのは良くなかったですし、そこはジャッジうんぬんより、自分たちがやり続けないといけなかったです」
また近くで見ていた清水FWジャーメイン良も語る。
「正直、飯田さんが笛を口に持っていったので、みんなそれで止まってしまったと思います。そこは最後まで足を止めずにというところがありますが、難しいところではありました」
一方で、当のウレモヴィッチはこう話した。
「自分のなかでは相手にボールが渡りそうなところで、カウンターを防ぐ意味でも、すごく強く当たりました。その結果、ボールが足に当たって流れていった。結果的に2点目につながったことが嬉しいですが、それよりもカウンターを防げてゴールにつながったことが良かったです。自分のなかであのシーンは倒れた時にボールが転がったので、ボールが足に当たったのはなんとなく気付いていました」
様々な意見が出るゴールになったが、最後まで足を止めないという教訓が両チームには改めて生まれたのかもしれない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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